瀧神社の社務日誌

神社や神話にまつわる話を中心に更新中!

丑について

来年の干支である【丑】は、農耕や運搬の労働力として古くから人間の生活に欠かせない身近な存在です。そのよく働く姿が「誠実さ」を象徴し、縁起の良い動物として干支に加えられたと言われています。また「紐」という漢字には「丑」が使われており、「結ぶ…

暑さも寒さも彼岸まで

本日9月22日は秋分の日です。 秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」のを法定の趣旨とします。秋分は二十四節気の一つで、秋分の日を境に昼間がだんだんと短くっていきます。また秋分の日前後の各三日間、計七日間を秋の彼岸といい、墓参…

十五夜について

猛暑の八月が過ぎ去り、秋を迎えようとしています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。毎年この時期になると気になるのが月見関連の商品です。月見うどんや月見バーガーなどなど、卵が追加されているだけなのに、なぜあんなにも魅力的に見えるのでしょう…

水無月の由来

六月!水無月です。全国の緊急事態宣言も解除され、新しい日常の中での生活が始まりました。しかしウイルスがなくなったわけではなく、完全なる日常を取り戻すにはまだまだ時間がかかるようです。これまでと同じように感染拡大の再発を防ぎながら、健康に楽…

本日は春分の日です。

本日は春分の日です!春分の日は自然や生物をいつくしむ日として定められています。二十四節気の一つである「春分」は太陽が春分点を通過する日で、真東から出て真西に沈む、昼夜の長さがほぼ等しくなる日にあたります。 また宮中では春分の日と秋分の日に皇…

弥生の由来

暖かい春を迎えられますように 本日より弥生!三月です! 弥生の由来は古来から「木草弥生(いやお)い茂る月」つまり草木のいよいよ生い茂る月の意味で「きくさいやおいづき」がヤヨイとなった説が有力です。『枕草子』にも「やよひ三日はうらうらとのどかに…

本日は「建国記念の日」です。

バタバタと毎日過ごしているうちに一月の忙しさも過ぎ去り、あっという間に二月十一日となりました。全国の神職さんもようやくホッと一息つき、日常の社務に戻っているのではないでしょうか。 さて、本日は建国記念の日です。建国記念の日は「建国をしのび、…

火に囲むタイプの試練(来年の干支について)

うわーい、来年はオイラの年だーい。 12月もあっという間に22日です。さすがの師走です。今年の師走はそこまで早く過ぎ去らないのかな~。もしかしてゆっくりとした師走なのかな~と思っていたのですが、気づけばあっという間の師走でした。やっぱり師走…

令和元年師走です

12月を最後まで走り切れなかった今年の干支 師走!12月です!いよいよ今年も残り一ヵ月となりました。 師走の由来は、12月は一年の終わりで皆忙しく師匠といえども趨走する(すうそう=ちょこちょこ走る)ということから「師走」となったのが一般的と言…

文化の日は芸術の秋にもってこい!

本日11月3日は文化の日です! 文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」のを法定の趣旨とし、昭和二十三年に制定されました。戦前は「明治節」といい、明治時代の天長節(明治天皇の誕生日)で祝祭日でありました。また昭和二十一年のこの日、戦争放…

神無月は出雲で会議するんやで!!

十月です!神無月です! 十月を神無月とする語源については様々あるようです。まず一番有名なのが「十月 かみなづき 出雲国には鎮祭月といふ」(順徳院『八雲御抄』)とあるように古くより神無月(かみなしづき)といわれるようになったという説です。つまり旧暦…

衣紋研修会と秋分の日

9月18日(水)に愛媛県神社庁にて行われた衣紋研修会に参加してきました! 我々神職は普段の御祈祷などでは狩衣を着用するのですが、神社祭祀の大祭では衣冠の着用が正装として定められています。衣冠の構成は冠・袍・単・指貫・檜扇・帖紙・浅沓です。衣紋…