瀧神社の社務日誌

神社や神話にまつわる話を中心に更新中!

七五三について

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 すっかり秋になり、七五三詣の時期になりました!

 七五三の起源は平安時代の公家の習慣まで遡ります。当時は幼児の生存率が低く、特定の年齢まで命を繋ぎとめてくださったことを神様・御先祖様へ感謝し、家族で祝う儀式として行われ、その後武家社会にも広がっていきました。

 七五三詣とは三つの儀式の総称です。三歳の男女児の場合は「髪置(かみおき)」といい、もう赤ん坊でないという意味から今まで剃っていた髪を伸ばし始める祝儀です。また五歳の男の子の場合は「袴着(はかまぎ)」といって初めて袴を着用することの祝儀であり、七歳の女の子の場合は「帯解(おびとき)(紐解・ひもとき)」といって幼児用の紐を解き大人と同じ帯を用いることを表し、どれも子供の成長を社会的に認知するために行われてきた通過儀礼です。

 七・五・三という歳の数については、縁起のよい陽数であることに結び付いたものであり、また11月15日の日取りについては、天和元年(1681)のこの日に、五代将軍徳川綱吉の子息徳松の髪置祝いがおこなわれたことを前例にすると伝えられています。尚、本来では数え年で祝いますが、最近では満年齢で祝う割合が高くなり、参拝の日取りも11月15日に拘らず、都合の良い日に参拝する傾向が強くなっています。

 

暑さも寒さも彼岸まで

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 本日9月22日は秋分の日です。

 秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」のを法定の趣旨とします。秋分二十四節気の一つで、秋分の日を境に昼間がだんだんと短くっていきます。また秋分の日前後の各三日間、計七日間を秋の彼岸といい、墓参りなどが行われます。

「暑さも寒さも彼岸まで」という有名な言葉があります。お彼岸は季節の変わり目を感じることができる日です。農耕生活が中心だった時代、日本人は太陽を崇拝しており、気候の良いお彼岸は五穀豊穣を祈願する絶好の時期でした。春分の日は種まきが始まる時期で、秋分の日は収穫の時期です。そのため、春には収穫を祈り、秋には収穫を感謝してお供えをしてきました。

秋から冬にかけてのこれからの時期、コロナウイルスと同時にインフルエンザや風邪の流行のおそれがあります。どちらも発熱とせきという症状がよく似ているため、対応が非常に難しくなるといわれています。まだまだ油断することなく、これまでと同じように小まめな手洗いうがいとマスクの着用を徹底していきましょう!

十五夜について

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 猛暑の八月が過ぎ去り、秋を迎えようとしています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。毎年この時期になると気になるのが月見関連の商品です。月見うどんや月見バーガーなどなど、卵が追加されているだけなのに、なぜあんなにも魅力的に見えるのでしょうか...。

 十五夜は、お月見・名月・中秋の名月などと呼ばれ、古来、観月の好時節とされ、昔は月下に酒宴を張り、詩歌を詠じ、すすきを飾り、月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、新酒を供えて月を眺めて楽しみました。「中秋」は旧暦の八月十五日の称でもあります。特に十五夜の満月は「月々に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月」といわれるほどです。

 中秋の名月を鑑賞する風習は、中国では唐の時代から知られていて、それが平安時代の貴族の間に取り入れられ、武士や町民へと次第に広まっていきました。庶民の間では農耕行事と結びつき、収穫の感謝祭としての意味も持っていました。中秋の名月は「いも名月」とも呼ばれ、このことは里芋など芋類の収穫儀礼であったことに由来しています。こうして庶民の間でも年中行事として長く伝承されてきました。

 また中秋の名月は古くから詩歌や俳句の材料になっており、「今宵の月」「三五夜」「望月夜」「名月」などと詠まれるのは、すべて中秋の名月のことであります。

本日は夏越大祓です。

本日6月30日は夏越大祓です。

大祓は日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、災厄の原因となる罪・過ちを祓い清めることを目的としています。多くの神社では6月と12月の晦日に大祓が執り行われますが、特に6月の大祓は「夏越大祓」とも言われ、暑い夏を乗り切れるよう無病息災を祈り、神社によっては茅の輪をくぐる神事が行われます。

祭典では大祓詞を唱え、人形(ひとがた)などを用いて身についた半年間の罪・穢を祓い、無病息災を祈るため、萱や藁を束ねた茅の輪を神前に立てて、これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓(はらへ)する人は 千年(ちとせ)のいのち延(の)ぶといふなり」と唱えます。

今年はコロナウイルスの感染拡大防止のため神事への参列自粛を呼びかけている神社も多くあると思われます。しかし疫病を鎮める神事でもある大祓は今年特に重要であり、30日に限らず茅の輪を設置したり、神事を何日かに分けて執り行う神社もあるようです。大神様の御加護を頂き2020年下半期も皆様が健康に過ごせますようお祈り申し上げます。

 

水無月の由来

六月!水無月です。全国の緊急事態宣言も解除され、新しい日常の中での生活が始まりました。しかしウイルスがなくなったわけではなく、完全なる日常を取り戻すにはまだまだ時間がかかるようです。これまでと同じように感染拡大の再発を防ぎながら、健康に楽しく過ごしていきましょう!

さて、現在の水無月は梅雨の季節で雨がたくさん降りますが、旧暦の六月は酷暑の最中でした。水無月の由来は諸説あり、まず梅雨も終わって水も枯れ尽きるという説があります。また田植えも終わり、大きな農作業をすべてつくしたという意味から「皆仕尽(みなしつき)」の略という説もあるようです。

 

「不盡(ふじ)の嶺(ね)に降り置く雪は六月の十五日に消えぬればその夜降りけり」

高橋虫麻呂、巻三、雑歌、三二〇

「六月の土さへ割けて照る日にもわが袖乾めや君に逢はずして」

ー巻十、夏相聞、一九九五

 

上記は『万葉集』にある六月を詠んだ歌ですが、どちらも水に関連して詠、水無月よりは水の月という意味に用いられています。このようにミナヅキは水の月であったと解釈するのが妥当であると考えられます。

五月になりました。

五月。皐月になりました。皆様、新型コロナウイルスの影響により不安な日々を過ごされてるかと思います。本来であればどこかへ出掛けたくなる時期ではありますが、今年は不要不急の外出を控え一日でも早く日常に戻るよう頑張っていきましょう。

5月3日は当社の例祭です。例年であれば御祈祷や外祭の合間での準備でバタバタとするのですが、今年は普段は掃除できないところをしてみたり窓からボーっと空を眺めたりと心に余裕を持って準備しております。当日は神職のみの祭典で国や地域の安寧や発展、そして今年は皆様の健康と一日も早い収束をお祈り申し上げます。

今現在も最前線の現場に立つ医療従事者の皆様、日夜私たちの生活必需品を運ぶ運送業の皆様等、感染のリスクと戦いながら働くすべての人々への感謝と敬意、そして事態の一日も早い収束と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

来年は堂々と胸を張って花見をする!

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2020年 令和初の桜

四月!卯月です!すっかり春の陽気となり、境内の桜も見ごろを迎えております。

コロナウイルスの影響による外出自粛の要請で花見をすることも難しくなりました。一日でも早くこの状況が収束するように不要不急の外出は控え、なるべく家でのんびりしましょう!そして!一年後の春には皆で胸を張って花見をするんや!!