瀧神社の社務日誌

神社や神話にまつわる話を中心に更新中!

火に囲むタイプの試練(来年の干支について)

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うわーい、来年はオイラの年だーい。

12月もあっという間に22日です。さすがの師走です。今年の師走はそこまで早く過ぎ去らないのかな~。もしかしてゆっくりとした師走なのかな~と思っていたのですが、気づけばあっという間の師走でした。やっぱり師走は師走ですね!(正月の準備がバタバタの為、支離滅裂)

さて来年の干支はねずみ【子】です!「子」といえば干支の順番を決める際に、牛の背中に乗って移動し、最後に飛び降りて一番になった逸話が有名ですが、「子」という漢字にはもともと命の芽生えや増加という意味があります。また「古事記」の中ではネズミが大国主命(オオクニヌシノミコト)を救う話があります。大国主命須佐之男命(スサノオノミコト)の試練によって火に囲まれたとき、ネズミが現れて地中の穴に誘って助けたという神話です。このためネズミは日本を平定された大国主命を助けた神使で、子孫繁栄・五穀豊穣をもたらすと言われています。

今年も残すところあと9日となりました。連日のお正月の準備で追い詰められ、まさに袋のネズミ状態ですが、この師走の速い時間の流れに対して負けぬように窮鼠猫を噛むよう必死に反撃していきたいと思います!皆様も2019年を気持ちよく締めくくれるようラストスパートしていきましょう!