瀧神社の社務日誌

神社や神話にまつわる話を中心に更新中!

弥生の由来

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暖かい春を迎えられますように

本日より弥生!三月です!

弥生の由来は古来から「木草弥生(いやお)い茂る月」つまり草木のいよいよ生い茂る月の意味で「きくさいやおいづき」がヤヨイとなった説が有力です。『枕草子』にも「やよひ三日はうらうらとのどかに照りたる...」と用いられています。

コロナウィルスの影響で多くのイベントが中止・延期となっております。本来であれば春に向けて気候も気持ちも暖かくなっていく季節ではありますが、どうしても気分的にも塞ぎ込みがちになってしまいます。皆様で明るく春を迎えられるように徹底した手洗いうがい・正しい情報収集などの対策をしていきましょう。大神様の御加護を頂き、皆様の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

本日は令和初の「天長祭」です!

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令和の御代が長く続きますように

平成では12月23日が国民の休日であった「天皇誕生日」は令和2年より2月23日に日付が変更となりました。それに合わせ、天皇陛下の御誕生日をお祝いすると共に長寿並びに国民の平安をお祈りする「天長祭」も本日のご斎行となります。

「天長」とは、老子の「天は長く地は久し(天長地久/てんちょうちきゅう)」より引用され、古くは天皇陛下の御誕生日は「天長節」、皇后陛下の御誕生日は「地久節(ちきゅうせつ)」と呼ばれていました。天皇陛下の徳を天に例え、天が永遠であるように天皇の治世が末永く続くようにという趣旨であり、明治以降は一世一元の天皇の治世が末永く続くよう祈るということは、同時に天皇陛下の長寿を祝うことになります。

日々国民の安寧を祈られる今上陛下に感謝の誠を捧げ、この大御代がいつまでも続くようご祈念申し上げます。

2月17日は「祈年祭」です。

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植えるでぇ、しかし!

明日2月17日は祈年祭です!
祈年祭とは2月17日に宮中をはじめ全国の神社で行われる穀物の豊穣の祈り、また国家の安泰を祈願する祭りです。古来より日本の文化は、米作を中心とする農耕文化を基盤として成立しており、春に五穀豊穣を神様に祈り、秋にはその年の豊作を神様に感謝してきました。現代では近代化による産業の発展により、穀物だけでなくあらゆる産業と国力の充実も祈念しております。
まだまだ寒い日が続きますのでみなさま体調にはお気をつけください。

本日は「建国記念の日」です。

f:id:takijinja1686:20200210101728p:plainバタバタと毎日過ごしているうちに一月の忙しさも過ぎ去り、あっという間に二月十一日となりました。全国の神職さんもようやくホッと一息つき、日常の社務に戻っているのではないでしょうか。

さて、本日は建国記念の日です。建国記念の日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」のを法定の趣旨とし、昭和四十一年に制定されました。かつてこの日は「紀元節」といわれていました。神武天皇即位の第一日、つまり皇紀元年(西暦660年)正月一日が太陽暦の二月十一日にあたるとして明治五年に制定されていましたが、戦後にこの祝日はなくなりました。

 昭和二十六年頃から復活の動きがみられ、何回かの審議を経て、昭和四十一年に日取り未定のまま敬老の日・体育の日とともに国民の祝日として追加されました。ちなみに二月十一日は建国の日ではなく建国を記念する日であると考えられています。

寒波がやってきて寒い日が続きますので、皆さまお体にはお気をつけ下さい。

 

2019年大晦日です!

2019年大晦日です!今年も大変お世話になりました。ようやく初詣の準備が終わり、ホッと一息ついたところです。

参拝にいらっしゃる方、また御祈祷を受けられる方、夜はかなり冷え込みますのでみなさま暖かい服装でお越しください。

来年の干支はねずみ【子】!ということで新年より干支の土鈴を授与しております。
土鈴は鈴を鳴らすことにより災いが自身に降りかかってこないようにという魔除けの意味合いと、干支のものを玄関等に飾ることにより幸運を招くという意味があります。

来年も大神様の御加護を頂きまして、皆様の2020年がより一層のご発展ありますようお祈り申し上げます。皆様、良いお年を!

火に囲むタイプの試練(来年の干支について)

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うわーい、来年はオイラの年だーい。

12月もあっという間に22日です。さすがの師走です。今年の師走はそこまで早く過ぎ去らないのかな~。もしかしてゆっくりとした師走なのかな~と思っていたのですが、気づけばあっという間の師走でした。やっぱり師走は師走ですね!(正月の準備がバタバタの為、支離滅裂)

さて来年の干支はねずみ【子】です!「子」といえば干支の順番を決める際に、牛の背中に乗って移動し、最後に飛び降りて一番になった逸話が有名ですが、「子」という漢字にはもともと命の芽生えや増加という意味があります。また「古事記」の中ではネズミが大国主命(オオクニヌシノミコト)を救う話があります。大国主命須佐之男命(スサノオノミコト)の試練によって火に囲まれたとき、ネズミが現れて地中の穴に誘って助けたという神話です。このためネズミは日本を平定された大国主命を助けた神使で、子孫繁栄・五穀豊穣をもたらすと言われています。

今年も残すところあと9日となりました。連日のお正月の準備で追い詰められ、まさに袋のネズミ状態ですが、この師走の速い時間の流れに対して負けぬように窮鼠猫を噛むよう必死に反撃していきたいと思います!皆様も2019年を気持ちよく締めくくれるようラストスパートしていきましょう!