瀧神社の社務日誌

神社や神話にまつわる話を中心に更新中!

来年は堂々と胸を張って花見をする!

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2020年 令和初の桜

四月!卯月です!すっかり春の陽気となり、境内の桜も見ごろを迎えております。

コロナウイルスの影響による外出自粛の要請で花見をすることも難しくなりました。一日でも早くこの状況が収束するように不要不急の外出は控え、なるべく家でのんびりしましょう!そして!一年後の春には皆で胸を張って花見をするんや!!

本日は春分の日です。

本日は春分の日です!
春分の日は自然や生物をいつくしむ日として定められています。二十四節気の一つである「春分」は太陽が春分点を通過する日で、真東から出て真西に沈む、昼夜の長さがほぼ等しくなる日にあたります。

 また宮中では春分の日秋分の日に皇霊殿において、天皇陛下が歴代の天皇・皇后・皇族の御霊をまつる皇霊祭が行われます。日本人の生活においても春と秋のお彼岸にご先祖様のお墓参りに行く習慣があります。「春のお彼岸」は農耕期に入る前、祖霊に日々の感謝を捧げ、家や家族をお守り頂けるようお祈りし「秋のお彼岸」は自然の恵みに感謝すると共に、祖先を敬い代々受け継がれてきた命の大切さ、家族の絆を再認識する節目の日とされています。

いつもお守りお導きいただいているご先祖様に感謝の心を常に忘れる事無く、御霊をお慰めいたしましょう。

弥生の由来

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暖かい春を迎えられますように

本日より弥生!三月です!

弥生の由来は古来から「木草弥生(いやお)い茂る月」つまり草木のいよいよ生い茂る月の意味で「きくさいやおいづき」がヤヨイとなった説が有力です。『枕草子』にも「やよひ三日はうらうらとのどかに照りたる...」と用いられています。

コロナウィルスの影響で多くのイベントが中止・延期となっております。本来であれば春に向けて気候も気持ちも暖かくなっていく季節ではありますが、どうしても気分的にも塞ぎ込みがちになってしまいます。皆様で明るく春を迎えられるように徹底した手洗いうがい・正しい情報収集などの対策をしていきましょう。大神様の御加護を頂き、皆様の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

本日は令和初の「天長祭」です!

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令和の御代が長く続きますように

平成では12月23日が国民の休日であった「天皇誕生日」は令和2年より2月23日に日付が変更となりました。それに合わせ、天皇陛下の御誕生日をお祝いすると共に長寿並びに国民の平安をお祈りする「天長祭」も本日のご斎行となります。

「天長」とは、老子の「天は長く地は久し(天長地久/てんちょうちきゅう)」より引用され、古くは天皇陛下の御誕生日は「天長節」、皇后陛下の御誕生日は「地久節(ちきゅうせつ)」と呼ばれていました。天皇陛下の徳を天に例え、天が永遠であるように天皇の治世が末永く続くようにという趣旨であり、明治以降は一世一元の天皇の治世が末永く続くよう祈るということは、同時に天皇陛下の長寿を祝うことになります。

日々国民の安寧を祈られる今上陛下に感謝の誠を捧げ、この大御代がいつまでも続くようご祈念申し上げます。

2月17日は「祈年祭」です。

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植えるでぇ、しかし!

明日2月17日は祈年祭です!
祈年祭とは2月17日に宮中をはじめ全国の神社で行われる穀物の豊穣の祈り、また国家の安泰を祈願する祭りです。古来より日本の文化は、米作を中心とする農耕文化を基盤として成立しており、春に五穀豊穣を神様に祈り、秋にはその年の豊作を神様に感謝してきました。現代では近代化による産業の発展により、穀物だけでなくあらゆる産業と国力の充実も祈念しております。
まだまだ寒い日が続きますのでみなさま体調にはお気をつけください。

本日は「建国記念の日」です。

f:id:takijinja1686:20200210101728p:plainバタバタと毎日過ごしているうちに一月の忙しさも過ぎ去り、あっという間に二月十一日となりました。全国の神職さんもようやくホッと一息つき、日常の社務に戻っているのではないでしょうか。

さて、本日は建国記念の日です。建国記念の日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」のを法定の趣旨とし、昭和四十一年に制定されました。かつてこの日は「紀元節」といわれていました。神武天皇即位の第一日、つまり皇紀元年(西暦660年)正月一日が太陽暦の二月十一日にあたるとして明治五年に制定されていましたが、戦後にこの祝日はなくなりました。

 昭和二十六年頃から復活の動きがみられ、何回かの審議を経て、昭和四十一年に日取り未定のまま敬老の日・体育の日とともに国民の祝日として追加されました。ちなみに二月十一日は建国の日ではなく建国を記念する日であると考えられています。

寒波がやってきて寒い日が続きますので、皆さまお体にはお気をつけ下さい。